子どもを育てるLGBT家族について、管理人が思うことを書き散らかしたページです。
(あくまでも一当事者の意見・感想にすぎませんので、その点、ご了承ください)
2012.5.6
このサイトのタイトルは「にじいろかぞく」といいます。
にじいろ、つまりLGBTなどのセクシャルマイノリティの象徴である虹色(6色のレインボーは
性的少数者のシンボルです)の、「家族」のサイトということで、このような名前をつけました。
サイトを立ち上げてから、2年近くが経ちました。
あまり更新していないので、そんなに時間が経ったことが驚きでもありますが・・・。
まあ、ともかく2年の月日が経ちまして。
その間に、ふと、「この名前でよかったのだろうか・・」という疑問が何度か心をよぎりました。
というのも、「家族」という語は、親ふたり+子どもという関係性にばかり使われる語ではないからです。
子どもを持たなくても(夫婦ふたりでも)家族に決まっているし
シングルペアレントで、子どもがいても当然「家族」。
虹色のスピリットを持っていれば、どんな形でもそれは「虹色家族」なのに違いないわけで
そもそも「多様な家族のありようを」などと言っているにも関わらず、
ちょっとこのサイト名は図々しいのではなかろうか…。
などなど、考えることがしばしばありました。
まあ、海外の使用例などを見ても、「Rainbow Family」というと、
多くは、子どもを持つLGBT親とその家族のことを指すケースが多いので
ある程度の理解は得られそうでもあるのですが
なんとなく気持ちが落ち着かないでいたのです。
ですが、あるとき、こう思いました。
「たくさんの『虹色家族』がいる中に
子どもを持つLGBT親と子どもによる『にじいろかぞく』がいるんだ」と。
それ自体はこじつけかもしれませんが、「家族」という語を、子どもを持つ家庭だけに
縛りたくない気持ちがずっと引っかかっていたので、ようやく気持ちにぴったりと来ました。
様々な家族のなかに、こういう家族も存在しています。
それこそ多種多様な家族のひとつのカタチとして。