「にじいろかぞく」からオススメしたい本も、この10年でたくさん増えました!
以下はまだ一部です。そしてこれからもたくさん増えていくでしょう。
◎大人向け
ALLYになりたい わたしが出会ったLGBTQ+の人たち
著:小島あゆみ 発行:かもがわ出版 ISBN:978-4-780311860 http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/a/1186.html
「誰もが生きやすい社会」を目指すことは「個人として尊重される社会」を目指すこと。 著者の小島あゆみさんが、サンフランシスコ在住の友人からカミングアウトされたことをきっかけに「もっと知りたい!」と話を聞き始めます。 米国と日本で出会った、10組32名の当事者のリアルな声が掲載されています。
にじいろかぞくのメンバーでもあるゲイパパ・みっつんさん夫夫が、子どもを授かるまでのお話。自然には子どもを授かることができないけれど、それでも子どもを育ててみたい……みっつんさんとパートナーさんが我が子を授かるまでの想いや思考の過程が読める本。代理母出産(サロガシー)の基礎知識も網羅されていて、勉強になります!今ではYouTuberとしてもご活躍のみっつんさん。すくすく育つお子さんの姿を見ることもできますよ!
https://www.youtube.com/channel/UCU69jxPesoWw5I4WmOMBx-Q
トランスジェンダー当事者であり、NPO法人東京レインボープライド共同代表理事を務める杉山文野さんが、親友から精子提供を受け、パートナーとの間にお子さんを授かっています。トリプルペアレンツとして子どもを育てる杉山さんたちの、「親子とは何か、子育てとは何か、そして家族とは一体なんなのか?」が語られています。
にじいろかぞくの代表をつとめる小野春の自伝エッセイ。どのように育ち、結婚そして離婚を経て、セクシャリティの気づきや、家族形成のむずかしさ、そして「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告になろうと決意するまでの、LGBTカップルの20年を描きます。
ニューヨークに暮らす著者の、長男の親友チャーリーには,パパが二人いる――。著者がアメリカで出会った、育児する同性カップルと、かれらに育てられている子どもたちのルポルタージュ。
里親や養親だけでなく,精子・卵子提供,代理出産など生殖補助医療で子をもうける同性カップルとその子どもたちの肉声を伝えている本です。
◎絵本
ぼくらのサブウェイ・ベイビー
作:ピーター・マキューリオ
絵:レオ・エスピノーサ
訳:北丸雄二
発行:株式会社サウザンブックス社
ISBN:978-4-909125361
ぼくらの家は、ちっちゃい。 ぼくらの貯金箱は、からっぽ。でも、 ぼくらの心は、いっぱいだ。 8月のある夜、ニューヨーク市の地下鉄に捨てられていた、まだ生まれたばかりの赤ちゃん。 その子を拾いあげたゲイカップル、ダニーとパートナーのピートは、身寄りのない赤ちゃんの幸せを心から祈り、そしてその子を自分たちの手で育てようと決意します――。 これは、自分の家族を見つけたある赤ちゃんのおはなし。 実話をもとにした絵本です。
りつとにじのたね
作:ながみつ まき
絵:いのうえ ゆうこ
発行:リーブル出版
ISBN 978-4-863381506
くまの国に住む小学生のりつ。 かわいい服やものが大好きな男の子です。 同級生たちはそんなりつを笑います。 「ぼくは、 すきなものを すきって いいたいだけなのに…」 傷ついたりつは、くまの国から旅立ちます。 「自分は普通と違う」と思い込んで悩んでいる子どもたちに 『そのままでいいよ』『ちがうことは すてきなことだよ』 というメッセージが込められた絵本です。
作: ジャスティン・リチャードソン ピーター・パーネル
絵: ヘンリー・コール
訳: 尾辻 かな子 前田 和男
出版社: ポット出版
ISBN:978-4780801156
ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはちっともかえりません。そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです──。本当にあったペンギンの家族のお話。
米国図書館協会のNotable Children’s Bookに選定。数々の賞を受賞した話題作。
うちは、お母さんが2人、子どもが3人の「かぞく」。
でも、特別なんかじゃない。
生まれてすぐのわたしが、どうやってこの家に来たか。
その話になると、ママたちは目をキラキラさせて、
思いっきり、にっこりする。
暑く乾いた砂漠を歩いて、荒れた海を渡って、
高い山を飛び越えて、
嵐の中をずんずん歩いたんだって。
ただ、わたしを家に連れて帰るために。(本文より)
『ふたりママの家で』は、ふたりの母親と子どもたちの何気ない日常を描いた絵本です。
特別なことばかりではありません。楽しいことも、悲しいことも、たくさん繰り返して、家族の毎日は進んでいきます。ふたりママ一家も、無数に存在するそんな家族のうちのひとつ。地域に根ざす生活者として、軽やかに、しなやかに、力強く日々を送る、ふたりママ一家のあたたかな物語です。
おおきなかぞくもあればちいさなかぞくもあります。でもどんなかぞくでもぎゅっとするのがだいすき!かぞくにもいろいろありますみてみてね。
世の中にはいろんな家族があります。大きな家族,小さな家族,さわがしい家族,静かな家族…それぞれユーモラスに紹介されています。そのほかにも、トッド・パールさんの作品には、マイノリティ家族を描いたものがあります。
むかしの本に出てくるかぞくは、たいてい同じだけど、実際のかぞくにはいろいろな形がある。かぞく構成や住んでいるところ、仕事や休みの日の過ごし方、どんな気持ちで暮らしているかも違う。さあ、きみのかぞくはどうかな?
現代のかぞくにはいろいろな形があります。家も、人数も、仕事も、服も、食事も、性別も、趣味も気分も人それぞれ。何人でも、どんな暮らし方をしていてもかぞくはかぞく。本書は、多様化するかぞくの形をユーモアたっぷりのイラストで楽しく紹介します。
著:フランチェスカ・パルディ
絵:フランチェスコ・トゥーリオ・アルタン
訳:ドリアーノ・スリス、おおにしよしみ
出版社:イタリア会館出版部
ISBN: 978-4990147358
ママのおなかのなかは、あたたかくてきもちいいなぁ…でももうすぐそとのせかいにでなくてはいけない。どんな“かぞく”にうまれるのかなぁ…。
もうすぐ生まれてくるたまごちゃん。世界にはどんなかぞくがあるんだろう?と旅に出て、いろんなかぞくに出会います。かぞくにはいろいろな形がある、でもどんなかぞくに生まれてもきっとだいじょうぶ、あなたのことを待ってるよ。
作:ジェシカ・ウォルトン
絵:ドゥーガル・マクファーソン
訳:かわむら あさこ
出版社 : ポット出版プラス
ISBN978-4-86642-002-8 C8798
女の子になりたいとずっと悩んでいたテディベアのトーマス。 それを打ち明けたら、大好きなエロールはもう友だちじゃなくなってしまうだろうか…。 本当の自分を打ち明ける勇気を持ったテディベアと、 そしてそれを知らされた親友のエロールの返事は……。 「大事なのはきみがぼくの友だちだってことさ」 ジェンダーと友情についてのやさしいお話。 作者のジェシカ・ウォルトンの父は男性から女性に性別移行したトランスジェンダーだった。ジェシカは、自分の息子エロールに読んで聞かせるトランスジェンダーをテーマにした絵本を作りたいと思ったことがきっかけで、自分でこの絵本を制作した。 本文は、すべてひらがなとカタカナ。幼い読者がひとりでも読める絵本です。
家族を探しに出かけた、2人の騎士の冒険物語。
騎士のランスとロットは、いつもいっしょに世界中を旅したりして楽しく暮らしていました。でも、2人がお城に帰ってくると、そこは誰もいない静かで、空っぽで、寒い場所でした。2人は何かが欠けていると感じます。そして、何日も考えた末、2人は子どもが欲しいと思いはじめ、家族を作る「冒険」に出発したのです。
2人の王子さまが恋して結ばれる『王さまと王さま』の作者が次に作った物語は、2人の父親が子どもに愛情を注ぐ、家族の愛のお話です。
おばあちゃんと行ったプールの帰り道、ジュリアン少年は地下鉄に乗っていました。マーメイドが大好きなジュリアンは、おしゃれなマーメイド姿の女性3人に見とれて、おばあちゃんに打ちあけます。「ぼく、マーメイドなんだ」。たちまちジュリアンは想像の世界へ入りこみ……おばあちゃんに声をかけられ想像の世界からもどったものの、ジュリアンは家に帰るなり身近な物をつかってマーメイドに変身します。けれど、おばあちゃんには不評のようで、ジュリアンはがっかり。「ぼく、マーメイドの格好をしちゃいけないのかな……?」
ところが、そのまま外へ出ようとおばあちゃんに誘われ、おっかなびっくり出かけてみると、さきほど見かけたお姉さんたちをはじめ、海の生き物に扮した色鮮やかな人たちのパレードが! そこでジュリアンは……。