ニュースあれこれ


ここでは、LGBTファミリーに関わるニュースを、見つけ次第アップしていきます。

 


性同一性障がいの父、二人目の出生届を提出                  2012.6

下でも触れていますが、第三者間精子提供でお子さんを持った性同一性障がいの父、

前田さんのご家庭に2人目の赤ちゃんが誕生されたそうです!

おめでとうございますー!!!

 

そして昨日6月1日に、新宿区に出生届を提出されたそうです。

今回も前田さんは子どもの父とは扱われておらず、再度申し立てをされるお考えとのこと。

署名は引き続き受け付けているそうです。

再度掲示しておきます。

 

「嫡出子問題 僕らを正式に父親に」

パソコン版
http://www.shomei.tv/project-1850.html

ケータイ版
http://www.shomei.tv/mobile/project-1850.html

 

 

 


性同一性障害の父、人工授精の子の嫡出子認定への署名募集のお知らせ

性同一性障害の男性で、妻と結婚ののち、第三者からの精子提供で子どもを授かったご夫婦の子どもが現在無戸籍のまま2歳を迎えておられます。

このことは、テレビや新聞などでも見聞きしている方も多いと思います。

今一度簡単にご説明をしますと、

・現在日本では、結婚した男女の間では、第三者からの精子提供を受けて子どもを持つことができる。

・そして、その子どもは

「婚姻期間と出生時期の関係から子の父を推定した上で,そのような推定が及んでいる子については,父であることを否定する方法を限定し、この方法によって父子関係が否定されない限り,血縁関係があるか否かを問うことなく,法律上は父子関係にあるものとして扱うこととしています。これが,嫡出推定制度です。」

法務省HPより抜粋 http://www.moj.go.jp/MINJI/minji175.html

とされており、「血縁関係があるか否かを問うことなく」、結婚している夫婦の子であれば、嫡出子と認められているのが現状です。

 

ところが、性同一性障害の父の場合、「生物学上の父になりえない」ため、「推定に当たらない」、として、その子は夫婦の嫡出子として認められないとされているのです。

しかし、DNA鑑定など科学的な血縁関係を調べることが可能な現代、「推定」という制度も現状に合っていないとも言えます。

性同一性障害の夫婦を夫婦として認めているにもかかわらず、同等の手順(つまり第三者からの精子提供)をで生まれた子どもに対し、このような格差をつけるのはいかがなものか。

 

と考えていたところ、ご本人を中心とした団体「ジー・アイ・ディーKAZOKUの会」で、署名を募集しているとのこと。

ここに掲載しておきます。賛同される方は是非署名を!

 

「嫡出子問題 僕らを正式に父親に」

パソコン版
http://www.shomei.tv/project-1850.html

ケータイ版
http://www.shomei.tv/mobile/project-1850.html

 

 

 

 


◎トランスジェンダーペアレントの子、無戸籍で1年 2010.11.30


トランスジェンダーペアレントに関わるニュースが、ゲイのための総合情報サイト「g-lad xx グラァド」

掲載されていました。

トランスジェンダーで、女性から男性へ戸籍を変更した東大阪市の会社員が、第三者から精子を

提供してもらい、妻との間に子をもうけたものの、ふたりの嫡出子として認められずに、いまだ子の戸籍が

ない状態で1年が経過しているそう。

 

以下、グラァドから転機してきました。

 

「なぜ父親になれない」女性から男性にトランスした方が代理出産でもうけた子が無戸籍状態に

2010/11/26 

産経関西ほか

 女性として生まれ、性別を男性に変えた大阪府東大阪市の会社員・前田良さん(28)が、第三者の精子を使った人工授精で妻(28)との間に男の子をもうけてから1年が経ちましたが、嫡出子(婚姻関係にある男女から生まれた子)としての出生届が認められず、男の子には今も戸籍がないままだといい、夫婦は20日、大阪市内で初めて講演会を開き、「医療は進んでいる。法律も変わるべきだ」と訴えました。
 
 前田さんは平成16年に性同一性障害と診断され、20年に戸籍の性別を変更し、結婚しました。その後、実弟から精子の提供を受けて昨年11月、妻が出産しました。夫婦は当時住んでいた兵庫県宍粟市に出生届を出しましたが、宍粟市は「生物学的に親子関係は認められない」として受理を拒否。非嫡出子(婚姻関係にない男女から生まれた子)として届けるよう指示しました。

 夫以外の精子を使った人工授精は日本でも約60年前に始まり、すでに1万人以上が生まれたといいます。夫が生来の男性の場合は、一般的に嫡出子として出生届が受理されています。

 今年1月には当時の千葉景子法相が「嫡出子で認める方向で検討する」と表明しましたが、その後、「生殖医療全体にかかわる案件で法改正も含めた検討が必要」と見解を翻しました。

 一向に議論が進まない状況に、夫妻は「国が動くのを待つだけではいけない」と自ら講演会を企画。「なぜ僕は父親になれないのか?」と題して、問題提起することにしました。  
 この日は、夫婦を支援する国会議員のほか、前田さんと同じ立場で妻が出産を控えている人たちなど、約30人が意見交換しました。

 前田さんは父親になれないつらさを吐露。男児の出生届の受理を拒否された際には涙が止まらなかったといい、「性同一性障害で悩んでいたときでも泣かなかった。国に(自分たちの存在を)否定された気がした」「法律と運営する機関がどれほどずさんかを思い知った」と語りました。

 将来、息子に「父親」についてどう説明するのかと尋ねられると、「ありのままに伝えたい。息子が誰を父親と思うかは、息子が決めること。たとえ息子が(自分から)離れていくことになっても…」と声を詰まらせました。

 二人の子どもが嫡出子として認められない根拠となっているのは、明治時代に制定された民法。前田さんは「医療は進んでいるのに、古い時代の状況に合わせたままなのはおかしい」と批判。全国で相次いだ高齢者の所在不明問題で、死亡後も戸籍上は生存している人が多数いた点に触れながら、「今を懸命に生きる息子には戸籍がない」と無念の思いを語りました。

 最後に前田さんは「父親になりたい。国に認められるまで頑張りたい」と決意を表明。妻も「私たちのような家族もあるのだと受け入れ、理解してほしい」と訴えました。
 
 
「なぜ父親になれない」 性同一性障害男性、悲痛な叫び(産経関西)
http://www.sankei-kansai.com/2010/11/21/20101121-046365.php

「子は無戸籍」 性同一性障害の男性が対応批判(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003626407.shtml