11月にはふたつの会におよびいただいて、お話をさせて頂く機会をいただきました。
そのひとつめは、LGB(同性愛者、両性愛者)の医療・教育・福祉関係者のための会「AGP」の定例会に
ゲストとしておよびいただいたこと。
長年活動していらっしゃる、よく耳にする団体だったので、ちょっとドキドキしながら伺いました。
AGPさんといえば、メンバーの有志の方々がセクシャルマイノリティのための専門の診療所「しらかば診療所」をやっていらっしゃることでも有名ですよね。
この診療所ができた、と聞いたときはとても驚いたのをおぼえています。
確かに、自分が同性愛者だと言い出せないと、医療の場では困ることが多々あります。
そのことを感じてこられた関係者の方々が立ち上げられたこの診療所の裏には
ご自身のライフコースを変えてまで、この診療所を立ち上げられた有志の方々の
熱い思いがあるのだ、ということを、実は聞いたことがあります。
そんなAGPでお話をさせて頂けるのは、とても光栄なことでもありました。
会員でもいらっしゃるおふたりに会を仕切っていただき、質問にお答えするという形で
セクマイで子育てをしている今についてのあれこれをお話してきました。
実際に子どもを持ちたいとお考えのおふたりだったのもあって、会は終始和やか。
会は、AGP会員の方を中心に、 LGB20人ほどの方が参加してくださいました。
出てきた話題としては
・子育てをするに至った経緯
・ママ友や学校にはどう説明してるの?
・お互いパートナーの子供との関係はどうなのか
・親戚付き合いはどうなってるか?
こんな感じでしたでしょうか。
こどもがいる毎日というのは、しょうがなさにも満ちているので
なんというか、「こうしました」というよりは、「こうなってしまいました」という話ばかりで
失笑ではあるのですが、それが「子育て」ってことなのかも。
いや、それは私だけかもしれません・・・・・・・・・・・・・・・・・。
(2013.3.29加筆)